サイパンホテル

今月の特集 vol.41

~JJファミリーが行く~ダックボートツアー

最近、サイパン中をハイテンションで駆け抜ける、黄色いボートの目撃情報が多数。実はコレ、今年初上陸のダックボートという水陸両用車なんです!ガンガン流れる音楽と元気なガイドのお姉さん。これはもう、どう見ても楽しそうな雰囲気…気になる!というわけで特別取材班のJJ君と一緒に、体験取材してきました!!

N@chan!特別取材班 JJ(ジェイジェイ)with his Family

 スキューバダイビングの上級資格を持ち水中ガイドやカメラマンもこなすJJこと、ジェニファーソン・ネス君。今回は家族で楽しめるツアーということで、一家揃って体験してもらいました!
[左から]ジェニー(奥さん)、JJ、サンビー(息子)、ルル(娘)

出発前から元気いっぱい!?ガァガァ陽気に行きましょう!



 2017年1月からスタートしたという「SAIPAN DUCK TOURS」。27人乗りのダックボートと呼ばれるこの乗りものは、元々アメリカ海軍で利用されていた「DUKW」という水陸両用車を観光用に改造したもの。アヒルをモチーフにしているのは水陸両用だからというほかに、「DUKW」が兵士から“ダック”の愛称で呼ばれていたからという説もあるそう。最近では日本でも、東京のスカイツリー周辺や横浜の赤レンガ倉庫、大阪、びわ湖などでツアーが開催されていて大人気です。
 ツアーの出発場所は、ガラパン教会近くのフィッシングベースにある「ガラパンパブリックマーケット」前。ここはサイパンで取れた野菜や果物、精肉や新鮮な魚が安く手に入るスーパーマーケットで、ツアー参加者にはローカルフードで作ったスナックやフルーツがサービスされます。ガラパンのホテルからはしばらく歩く距離ですが、宿泊先までは無料送迎があるのでラクチンです。
さっそくボートに乗り込み、まずは安全のためのブリーフィング。『音楽にのって踊ってもいいけど、窓からは体を出さないでくださいねっ。ボートは狭い道で対向車とすれ違うこともありますよー!』ハキハキとしたガイドのお姉さんの説明に、サンビー&ルルも『ハーイ!!』と元気いっぱいのお返事。ここでツアーを盛り上げるアイテム「ダックホイッスル」がみんなに配られます。『テンションが上がった時には、これを鳴らしてくださいね』とスタッフが言い終わる前には、すでにJJは『ガァー!!ガァー!!!』と吹き鳴らしていました。

いよいよスタート、絶景ビーチロードを駆ける!


 ブリーフィングも終わり、いよいよダックボートツアー、出発進行!まずは、ピーカンのビーチロードを南へと進みます。ビーチロードは文字通り、サイパンの繁華街・ガラパンから島の南端まで、ビーチに沿って南北にのびる見晴らしのよい道路。ビーチに生い茂るココナッツ、13フィッシャーマンの伝説、沖に停泊している大型船などなど、ガイドのお姉さんがひとつひとつ詳しく説明してくれます。この島に住んでいるJJファミリーでも初めて聞く話があるようで、一同ほうほうと頷いていました。
そうこうしている間にも、一行はどんどん南へと進みます。旧日本軍病院跡や刑務所跡を通り、ついにはジャングルの中へ。ここでしか出会えない野生の動物(?)にも遭遇…と、この詳細は、ツアー参加者だけのお楽しみ!ボートの中では、その場その時のテーマに合わせた音楽が鳴り響き、ガイドのお姉さんがトークとダンスで常に楽しませてくれます。見るたびに変わる、キャプテンの帽子のレパートリーにも要注目!

ついにボートは水の中へ、海の生きものにも遭遇!



 もう一度ビーチロードに出ると、次は北へと向かいます。『ねえパパ、海に入るのもうすぐかなー?』『ねえパパ、海に入ったら濡れるのかなー?』待ち遠しい子どもたちから矢継ぎ早に飛んでくる質問に、『ああ…』『おお…』など頼りない返事のJJ。なぜなら彼も初参加。『お父さんに聞いてもしょうがないや…』と悟った子どもたちは、一生懸命お外を観察。サイパンの人たちにも、ダックボートはすっかりおなじみのようで、外を走る車に声をかけるとフレンドリーに手を振り返してくれます。
 まもなくすると、ガラパンの街並みが見えてきました。アメリカンメモリアルパークを抜けて、チャーリードックのスプラッシュポイントへ到着!子どもたちは目をランランと輝かせてテンション最高潮!と、海に入る前に緊急時のライフジャケットの付け方や避難経路の説明があるので、必ずしっかりと聞きましょう。さー、いよいよ入水!大きなスロープをゆっくり降りながら、せーのっ・・・『スープラーーッシュ!!』参加者全員が一斉にホイッスルを吹き鳴らします。『ガァー!ガァー!!ガァー!!!』
 ボートはゆっくり湾内をクルージング。この日はなんと入ってすぐに、水面を泳ぐ珍しいマダラトビエイを発見!近づくと逃げてしまいましたが、はっきりと姿を確認できる近さに泳いでいました。ほかにもいないかな〜…と探していると、お次は水面で息継ぎしているウミガメが!タイマイという珍しい種類のウミガメで、ガイドのお姉さんいわく、この日の午前中のツアーではサメも見られたとか。せっかくのシャッターチャンス、取材班は残念なことに撮り逃してしまったのですが(悔し涙)、いろいろな海の生きものに出会える絶好の機会なので、ぜひぜひカメラを持って参加することをおすすめします!

おいしいローカルおやつで楽しい時間のフィナーレ。


 約20分ほどのクルージングを終えて、ボートはスロープを上がり公道へ戻ります。ガラパンの中心街でお買い物中のみんなに手を振りながら、集合場所のパブリックマーケットへ戻ってきました。ガイドのお姉さん、キャプテンに別れを告げボートを降りると、おいしそうなオヤツの用意が。この日のメニューは、ローカルクッキーと柑橘系のフルーツ・タンジェリン。楽しかったこと、感動したことをお互い喋りながら、幸せそうに食べる子どもたちの表情が印象的でした。マーケットでは島の果物もたくさん置いてあるので、お土産に買っていくのもいいかもしれません。
 ツアー中は終始ハイテンションのガイドさんと盛り上がりながら、いろいろなところに隠されたたくさんの小ネタに思わずニヤリ。約90分があっという間に感じた、サイパンの陸と海両方の魅力を体感できる楽しいツアーでした!


SAIPAN DUCK TOURS

[お問合せ] 235-5050 または 285-0242
[料金] 大人$55、子供$38(3歳から12歳)
[開催時間] 午前10時〜 または 午後2時〜
※無料送迎あり

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