吉野円作(よしのえんさく)の仕事歴は、中学2年からの新聞配達からはじまった。高校時代はラーメン屋を中心に、魚屋、青果、工事現場、一日キャディー・・・と寝る間も惜しんで働いた。卒業後は中華料理店に情熱を注ぐ日々。ある日、競艇場に出かける。その彼の目に競艇選手の募集ポスターが飛び込んできた。
今、サイパンではマッサージ業界が熱い。その第一人者、劉志明(りゅうしめい)は中国・揚州出身。幼少の頃から、漢方を栽培して自ら調合して売る父の背中を見て育った。その中で、ごく自然に医学に興味を覚え、南京中医学院へ進学。卒業後、一念発起してこのサイパンの地で、「ダイナミック指圧」を開業した。
米国ユタ州出身のDelBenson(デル・ベンソン)は、幼少の頃から世界地図が大好きだった。はるか太平洋に浮かぶサイパン島。地図を見ていて「いつか行ってみたい、探検してみたい」と衝動的に思ったというのは、ただの好奇心だったのだろうか。
‘ジム’と呼ばれる彼の本名はJames Davies。サイパンで最も日本語に精通した、カリフォルニア出身のアメリカ人だ。それも標準語だけでなく関西弁などの方言までペラペラと話せるこの男、一体、どんな人生を歩いてきたのか?
‘オーストラリア・シドニー出身のNoel Slapp(ノエル・サラップ)は、大学卒業後、船のキャプテンという仕事に就いた。にも関わらず、船の保険会社のコンサルタントとして世界に漕ぎ出したのは今から30年前のこと。
FranciscoDLGCabreraは、通称‘フランキー’と呼ばれるデザイナー、33歳。地元コミュニティーのためにできることを!と「ForthePeopleBythe People」をスローガンにスタートした『670Rock Steady Shop』のオーナーだ。
日本に最も近い常夏リゾート、サイパン。今回の伝説の男、松村洋一が大手旅行代理店・近畿日本ツーリストの社員として現地法人‘Pacific Develop,Inc’(通称PDI)に着任した27年前、まだこの島は信号もなく、道路も舗装されていない町だった。
人間にとって最も大切なもの、それは飲み水。南国サイパンで、その命の水を海水から精製・販売している日本人がいる。この島では誰もが知る水の会社『S.T.a.R Warter』の行野博三(ユキノヒロミ)。日本でいくつものビジネスを手掛けた起業家だ。
世界のダイバーが押し寄せるダイビング王国・サイパン。この島の中で、Sydney Takahashi(シドニーたかはし)はボートキャプテンとダイビングインストラクターの資格を併せ持つ、極めて希少な人物。今年‘Saipan Divers’というダイビングショップをスタートさせた、チューク出身の33歳だ。
ガラパンにある指圧治療院『HINEMLE THERAPY』のオーナー医師・王国龍(ワン グールン)は、中国ハルピン出身、39歳。1998年にテニアンの地に降り立った、彼の仕事はホテルのハウスキーピング。友達に誘われて面接を受けたら合格してしまった。ただ、それだけのきっかけだった。
世界からダイバーが押し寄せる、聖なるダイビングスポット‘グロット’。このポイントを発見し、世界に知らしめた人物が、実は日本人であることをご存じだろうか?山岸ファミリー3兄弟、通称・ヤマさん、アキさん、シゲさん。今回はサイパンをダイビングリゾートに育てた立役者のひとり、『MEI DIVE 1968』のオーナー・通称シゲさん。
サイパンを代表する民芸品・ボージョボー人形。その正規販売店のおみやげ屋『ANIES IMUZA』のオーナー・石田敬蔵は、この島では誰もが知る人物。しかし、彼の真実のヒストリーを知る人は、さて、どれだけいるだろうか。
ダイビングショップ『アクアスミス』のGM・浅井護人(あさいもりと)は、 ダイビングのインストラクターとしてサイパンに移り住み、15年。現在、マリアナ・アプネア・スピアフィッシング協会の会長を務める、素潜りの狩人でもある。
ガラパンのビーチロード沿いにある『Asia Rent Car & Scooters』。たくさんのスクーターやハーレーダビッドソンがずらりと並んでいる場所がそこだ。このお店を経営するMr.Juは韓国・慶南で生まれ育ち、1997年にサイパンにやって来た。一年中、大好きなバイクに乗れる。そして、趣味の釣りがいつでも存分に楽める。そんなシンプルな目的だった。
実はサイパンが格闘技に熱い島であることをご存知だろうか?今回の「伝説の男」では、その格闘技に燃え、自らファイターとして戦うと同時に、サイパンから数々のファイターを生み出してきた男‘CUKI’を紹介しよう。
ガラパン・ビーチロード沿いに2009年にオープンした『Salty’s』。Barでありながら、「づけ丼」や「タコライス」「手作りピザ」も食べられるこのお店のオーナー・丹澤隆一、通称TAKAさん。
ガラパン・ビーチロード沿い。週末の夜ともなると、エントランスから溢れんばかりの人たちが集まるバーがある。The FLAIR Bar(ザ・フレアバー)。 第1回目の”伝説の男”は、その店のカウンターに舞う、華。こう呼ぶにふさわしい、艶やかさを放ち続けるイケメンバーテンダー。通称、チャンプ。